
新型コロナウイル感染症は2019年12月以降、中国湖北省武漢市を中心に発生し、短期間で全世界に広がりました。
2003年に中国を中心に流行した“SARS”をはるかに上回ります。
ワクチンの完成には1年以上の歳月が必要と言われています。
ここでは、コロナウイルスに対するコロイドヨードの可能性について注目の研究結果を紹介します。
新型コロナウイルスの現況とコロイドヨードの可能性
現在、新型コロナウイルスは世界中に感染者が広がっています。
2020/3/11にはWHO(世界保険機構)がパンデミック(世界的大流行)の認識を示しました。
世界171の国と地域で感染者は32万4290人(死者1万4396人)を超えさらに増え続けています。(各国当局の発表に基づきAFPがまとめた統計)
日本においても感染者数は1,089人(死者41人)を超え、まだまだ終息の兆しは見えません(20.3.23現在)
これによって世界中の国々で往来が規制されるなどの非常事態となっています。
※パンデミック:世界中の人に感染する可能性のある病気が制御不能となり、大規模に流行した状態
いつ終息するのか不透明なこともあり、経済にも大きな影響を及ぼし始めています。
また、2020.7に開催予定の東京オリンピックの開催も危ぶまれています。
ワクチンの完成には1年以上ほ歳月が必要と言われています。
そんな中、コロイドヨードの可能性について考えてみました。
「コロイドヨードはコロナウイルスに効果がありますか?」
⇒検証されていないのでYESと言うことはできません。
では、可能性についてはどうでしょう。
「コロイドヨードは新型コロナウイルスに効果がある可能性はありますか?」
⇒効果があるかどうかは立証されていませんが以下のことを考えると可能性はあると思われます。
・コロイドヨードがウイルス疾患に実績があること(タイ赤十字でのエイズ治療)。
・エイズ治療薬がコロナウイルスに効果的であったとの報告があること。
注目すべき小林製薬の研究結果
2018年にニュースリリースされた小林製薬株式会社の研究結果に非常に興味深いものがありました。
「殺菌消毒成分の「ヨウ素」に、のどから感染するウイルスを幅広く殺菌できる効果を確認。」とあります。
そして以下のような研究結果が報告されています。
・のどから感染する代表的なウイルス5種類(図1)に対して、"ヨウ素"が幅広く殺菌できることを確認したと報告されています。

出典元:小林製薬株式会社HP
・研究の方法は異なる成分の、のど溶剤A~Gの7種類をそれぞれのウイルスに15秒間作用させて殺菌効果を試験した結果、「ヨウ素」が、ダントツにウイルスに対して殺菌効果が高いことが分かりました。とも報告されています。

出典元:小林製薬株式会社HP
上記は小林製薬株式会社と特定非営利活動法人(NPO)バイオメディカルサイエンス研究会と協力し研究した成果であり、学術誌『日本防菌防黴学会誌』に掲載されたものです(2018年4月号)。
新型コロナウイルスに対するコロイドヨードの可能性を感じさせる研究成果ではないでしょうか。
まとめ
現段階で、「コロイドヨードは新型コロナウイルスに効果的である」と言うことはできません。
しかしながら、「コロイドヨードは新型コロナウイルスに対して大きな可能性がある」ということは言えるでしょう。