
コロイドヨード療法の効果は耳にしている方でも、コロイドヨードが体内でどのように作用しているのかまで理解されている方はほとんどいないと思います。
ここでは、コロイドヨードがどのように作用するのかについて簡単に説明します。
コロイドヨードの作用とは
がんの標準治療といわれるのは、手術療法・放射線療法・化学療法(抗がん剤)です。
ほとんどの人は癌治療と聞いて、上記の標準治療が思い浮かぶと思います。
しかし、最近では代替療法・先端医療など多くの治療法があるのも事実です。
コロイドヨード療法も代替療法の一つです。
では、コロイドヨードは体内でどのように作用するのでしょうか?
ヨード、がん細胞やウイルスそれぞれの特徴に続いて簡単に説明します。
【ヨードの特徴】
ヨードは様々な元素とくっつきやすい性質があります。
=だきつき元素とも言われます。
【がん細胞やウイルスの特徴】
がん細胞やウイルスの栄養源はタンパク質で正常細胞よりタンパク質、糖を強く求めます。
悪性細胞が成長するために糖・タンパク質を吸収してしまうため、免疫力が低下するのです。
→免疫力低下→さらに悪性細胞がのさばる→さらに免疫力低下・・この悪循環がおこります。
【コロイドヨードの作用】
コロイドヨードは、甲状腺で吸収されタンパク質と結合します。⇒このコロイドタンパク質が血液を介して、全身に行き渡ります。
悪性細胞は成長するために糖・タンパク質を吸収します。
この際にコロイドタンパク質も取り込みます。
正常細胞より、タンパク質、糖を強く求める悪性細胞は、血液中にあるコロイドタンパク質をたくさん取り込みます。
正常な細胞にダメージを与えることなく、ヨードが核を破壊し悪性細胞だけを死滅させます。
その後、ヨードとともに体外に排出されます。
コロイドヨード療法とは、がん細胞やウイルスが栄養を求めて成長しようとする性質を利用した治療法なのです。
コロイドヨードの安全性
ヨードは服用後2時間ほどで体外に排出されます。
⇒体内に蓄積することがありません。
このことから、耐性が無く安全性が高いと言えます。
ココがその効果だけでなく、代替療法として注目される一因でもあります。
抗がん剤治療は、正常細胞にもダメージを与えるため、副作用の弊害が伴いますが、コロイドヨード療法は、このような弊害がないので、安全性が高い療法と言えるでしょう。
注意甲状腺機能亢進症(バゼドウ病)の方は服用できません。
コロイドヨードの優れている点
コロイドヨード療法の作用から、以下の点が優れていると言えるでしょう。
・がん細胞のみを殺すことができる。
・正常細胞を傷つけない。
・他の治療(標準治療など)とも併用できる。
・体内での蓄積性がない。