
「代替医療」という言葉は普通に生活している中では、あまり聞かない言葉だと思います。
しかし、この記事を読まれている方はそれぞれ理由は違うとしても、「代替医療」ってどんなものを指すのかな?など疑問に思われたのだと思ます。
ここでは、そもそも代替医療とは何なのかについて簡単に説明いたします。
代替医療とは?
「代替医療」とは現代西洋医学以外の医療方法の総称です。
現代西洋医学以外=代替医療
アメリカでは代替医学、ヨーロッパでは補完医学と呼ばれることが多いです。
インターネットなどが急速に発展した情報化社会の情勢もあり、日本においても代替医療を求める患者さんが増えてきています。
コロイドヨード療法も代替医療のひとつです。
では、代替医療にはどのような種類があるのでしょうか?
・伝統医学
中国医学(中薬療法、鍼灸、指圧、気功)、インド医学、免疫療法(リンパ球療法など)
・民間療法
薬効食品・健康食品(抗酸化食品群、免疫賦活食品、各種予防・補助食品など)
ハーブ療法、アロマセラピー、ビタミン療法、食事療法、精神・心理療法、温泉療法、酸素療法
・新治療方法(保険外)
標準的な治療としては認知されていない、医師によって研究中の治療方法。
上記のように分類しましたが、分類は様々で<温熱療法・食餌療法・催眠療法>と分類したりもします。
そもそも、我々が日常当たり前のように享受している現代西洋医学を受けている人は世界的にみれば意外にも少ないのが現状です。
世界の健康管理の65%~80%は伝統医学だとされています。(WHO)
そして、これら多くの代替医療は作用や有効性が科学的にも証明されてきているものが増えています。
代替医療の現状
日本は西洋医学の先進国です。
しかしながら、代替医療分野においては政府機関などもなく、欧米に対して遅れをとっていると言えます。
日本では古くから漢方薬を使用し鍼灸治療を行うなど東洋医学を取り入れています。
そして、これらが保険適用されている数少ない国です。
代替医療は現代西洋医学で諦められていた患者さんの希望となるものだと言えます。
代替医療の多くは、毒性が少なく副作用がない治療法です。
代替医療とともに耳にするのが統合医療と言う言葉です。
この統合医療とは現代西洋医学と代替医療を組み合わせて行う治療方法のことを言います。
統合医療=代替医療+西洋医学が統合医療
まとめ
以上のように、代替医療の範囲は非常に幅広く、各国の伝統医学・民間療法はもちろん、保険適用外のさまざまな新療法があります。
中には有効性の明らかでないものも含まれているので、注意は必要です。
日本においては多くの代替医療は保険適用されていません。
保険外だから効果がないという訳ではありません。
代替医療では作用や有効性が科学的にも証明されてきているものが増えています。
今後日本においても保険制度が見直され代替医療が認められるのもそう遠くないと考えています。